初冬の燕岳~岩氷を撮る~
記録:山口 写真:山口、岩橋(宏)
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開催日時:2007年11月22日(木)~25日(日)
昨年に続いてアプローチが車で入れる最後の日、燕山荘の小屋締めに合わせて撮影登山を実施。数日前の小屋のホームページでは岩氷が付いているとのことだったので期待しての登山だった。
参加者:大越、大谷、梶原、川鍋、髙橋、月野木、松本、宮嶋、森田、山口、横坂、渡里
岩橋崇至先生、岩橋(宏)
行程: 中房温泉有明荘(前泊)
~合戦尾根~燕山荘~周辺撮影~燕山荘(泊)
~周辺撮影~燕山荘(泊)
~周辺撮影~合戦尾根~有明荘(解散)
(11月23日:金曜日:晴れ)
6時起床。気温マイナス7℃、かなりの冷え込みだ。7時朝食。髙橋、松本さんも合流し、8時25分登山開始。3連休とあって登山者は多い。前後に結構な人数が登っている。中房温泉からの最初の急登から雪路。今まで何回か冬の燕岳に登っているが、これだけ雪の多いのは初めてだ。だが、人が多い分良く踏み固めてあるので却って登りやすい。先導の先生がゆっくりゆっくりと登ってくれるので、急登ながら楽に登れる。9時15分、第一ベンチ着。15分の休憩を取る。ここからはペースも少し上がり、10時7分第二ベンチ(11分休憩)。ここで月野木さんが追い付いてきた。11時丁度に第三ベンチ(16分休憩)、11時58分富士見ベンチ(16分休憩)を経て12時54分に合戦小屋へ到着した。 順調とは言え雪路、今年の夏に比べると30~40分余計に掛かったことになる。この間の積雪は第三ベンチで50cm、富士見ベンチで100cm、合戦小屋で150cm弱程度と結構多い。しかし、珍しくここまで来ても快晴無風と絶好の登山日和だった。ここで約50分の昼食休憩。風が無いので雪上とは言え陽光燦々とても暖かく、のんびりと癒しの時間を得ることができた。13時42分燕山荘に向けて出発。途中お褒めの松付近からは撮影しながらの登行。午後だけにフェーズが掛かっているが景色としては最高の一日だ。15時30分燕山荘到着。一部は部屋に上がったが、大半は靴も脱がず、そのまま撮影に入る。それだけ見事な快晴だったと言うことだ。夕刻、一瞬ながら燕岳が赤く染まり、上がらずに頑張った人にはご褒美があった。直ぐに日が落ちて日没は16時40分頃だった。
17時30分夕食。お代わり自由のあったか鍋が好評、いつもながら燕山荘のホスピタリティーは上々だ。泊り客は大よそ90名、小屋締め前の好天の3連休とあって多くの人が登っていたがその相当数は常連客のようだった。唯一の問題は部屋の寒さだった。前日までの数日間猛吹雪で客も無くすっかり冷え切ってしまったとのこと。翌日は解消されたが、この日だけは寒い部屋がなかなか暖まらない。夜は満月、月明かりで燕岳がくっきりと映え、安曇野の夜景も冴えていたのでこれらを撮影する人も結構いた。この場合もデジタルカメラは大いに威力を発揮していた。
21時就寝。窓際は冷気が朝まで消えなかった。
(11月24日:土曜日:晴れ夕方曇り)
5時15分起床。晴れてはいるが気温高く-5℃。残念ながら岩氷は全く付いていない。5時25分早々に朝食を取り、35分、縦走路丸山の先の岩陰に槍ヶ岳を中心とする山稜を撮りに行く。雲一つ無い快晴ながら昨日からの晴天で周辺に濁りが出ているのが気掛かりだ。案の定太陽が差し込んでも赤みが出ない。平凡な展望写真に終わってしまった。戻って合戦尾根のラインとダケカンバの組合せで絵柄を構成するが、これも今一つだ。8時、早々に切り上げて山荘に戻る。
客が出払ったのを幸いに、山荘の大型TVに昨日から撮ったデジタル画像を映して講評会を行う。この素早さが写真セミナーには有難い。11時30分早めの昼食を取り、12時から山荘南側で再び槍ヶ岳中心の作画に取り組む。折から西風が強く吹き出し、雪煙が舞い始めたのでもっぱらこれを追い求めることになった。だが、雪煙は海岸の波と同じで、何枚撮っても次がもっと良くなるとの思いが残って、徒に枚数だけが消化されてしまう。特にデジタルだと「後で消せばいいや」とばかり何枚でもシャッターを押してしまうのが問題だ。約2時間ほど粘っただろうか。14時ごろ先生と数名は合戦尾根を下って槍ヶ岳を狙ったが、残りは相変わらず雪煙とシュカブラを求めて居座っていた。
15時過ぎさすがの好天にも雲が掛かり始め夕焼けは望めそうも無くなったのでこの頃から三々五々山荘へ戻ってこの日の撮影が終了した。この日も昨日同様90名ほどが上がっていた。17時半夕食。21時就寝。
(11月25日:日曜日:快晴)
前日同様5時15分起床。無風快晴。5時半朝食。山荘の南側で朝焼けを狙うが、多少前日よりは良かったものの相変わらずフェーズが出てすっきりしない。パノラマ写真としては申し分無いので槍から穂高、大天井辺りの展望を撮る。朝陽に光る小さなシュカブラも写材だが、形がなかなか難しい。7時過ぎに撮影を終了して下山の準備に掛かる。
8時26分下山開始。陽光が強く風もないので暑いくらいの合戦尾根は快適そのもの。 景色は厳冬期のものなので歩くにはこれ以上の条件は無い。撮影には必ずしも良くなかったが、冬山を楽しく快適に歩けただけでも来た甲斐があったと言うところか。9時12分合戦小屋、荷物整理と休憩の後9時37分に下降開始。岩橋先生はもう一度燕山荘へ登って撮影をするとのことで、ここでお別れ。各ベンチで5分程度づつ休んで12時10分に中房温泉に降り着いた。途中から雪が重くなり、第一ベンチから下は雪が薄くなってきたが、最後までアイゼンを付けたままで下ってきた。休憩込み3時間半は極めて順調な下りであった。12時半ごろ有明荘着。昼食を取り、入浴し、着替えてすっきりする。
2時過ぎには帰れる状況であったが、なにやかにやと結局15時半ごろ車に分乗して駅まで送ってもらって帰路に付いた。全員無事で快適な撮影登山であった。
(11月22日:木曜日:晴れ)
車で入る横坂、髙橋、月野木、松本さん以外は新宿発10時の「あずさ」で出発。翌日から3連休のためか八王子でほぼ満席と平日にしては結構な混み具合だった。12時54分、予定通り穂高駅に到着。先生と合流してなじみの蕎麦屋へ昼食を取りに向かう。「くるま屋」はいつ来ても混雑だ、我々にはもとより蕎麦に慣れた地元の人にも味がいいのだろう。
存分に食べて13時40分、先生の車とタクシー1台で有明荘に向かう。登り始めると直ぐに周囲は雪景色だ。地表はもとより樹上にも数日来の降雪の後がありありと残っている。幸い道路上にはほとんど残っていなかったが走行は要注意だ。14時半ごろ有明荘に到着。既に横坂さんが到着していて総勢11名、残る3名は明朝車で入ってくることになっている。
時間は十分にあるがすることは無い。ゆっくり温泉に入って鋭気を養い、楽しく懇談に時を過ごす。夕食は18時、我々以外に10名ほどが宿泊していた。21時就寝。