初秋の立山(山の満月を撮る)









(9月5日:濃霧のち晴れ)

 朝焼けの剣岳など絶景を撮影すべく4時30分集合。寒さに備え防寒完全装備で意欲満々だったが窓越しには何も見えない。晴天であればうっすらと周辺の景色が見えるはず。外へ出てみると濃霧で全く周辺が確認できない。やむなくしばし待機するもそのまま7時朝食。依然待機状態が続く。 霧も晴れ10時撮影出発、富士の折立頂上や周辺で各々撮影。昼食に避難所へ戻り14時迄休憩。その後大汝山周辺で花など撮影。17時50分頃から夕景の撮影開始。昨日と変わり富山方面の上空には雲がびっしり漂い、うまく焼けてくれればチャンスと期待したが、更に上空の雲の具合がいまひとつ。それでも皆さん意欲的に18時20分前後の日没までシャッターを押し続けた。18時30分頃反対側の針の木岳方面に目をやると月がぽっかり雲の上から顔を出した、正に満月だ。数カットを撮影し夜の撮影に期待を繋げた。
 19時夕食、20時~21時まで大汝山の周辺で黒部湖上の雲海や遠く燕岳、穂高岳方面へ続く月明かりの雲海を撮影。その後は昨日同様冷え切った体を差し入れのふぐ酒で温め22時就寝。
(9月4日 : 曇り時々晴れ)

 当初の計画では昼に室堂山荘に集合し13時出発予定としていたが、午後からの天候が芳しくない予報であったので室堂山荘への前泊組み7名は余裕を見て7時30分室堂山荘を出発した。周辺は早くも一部秋の気配を感じさせる色づきが始まっていた。登山道の両脇にはタカネシオガマ、トウヤクリンドウ、ミヤマリンドウやチングルマなどがこっそりと咲いており心を和ませてくれる。登山道はご存知の通り割り石を混ぜた舗装道で、変な突起があり整備されている割には歩きにくい。途中前述の花々を撮影しながら進み9時に一の越到着。休憩の後雄山へ向い10時30分到着。信心深い数人のメンバーは雄山神社でお払いを受けるなどしばし休憩。その後大きな石の連続した登山路を大汝避難所へ。
 全員順調に進み11時25分避難所へ到着。早めの昼食後、休憩中の12時過ぎに後発組の高橋さん、15時30分頃白石さん、松本さん相次いで到着。一番遅く入山した宮嶋さんが16時過ぎに到着して全員集合となった。撮影は、午後大汝山周辺で各自夕焼けが訪れるまで、草花や時々雲間から姿を現す剣岳を撮影。17時40分ごろから富山方面の空がうっすらとピンクに色づき始めると、各自ポジションを固め夕焼けに備える。さすがにこの時間になると冷え込んできて、準備の良い人はアンダーウエアーの羽毛ジャケットを着た人もいた。手袋もほしい冷え込みであった。
 夕焼けは部分的に厚い雲が水平の広がりを見せ、夕日の赤、さえぎる雲の黒、空の青が3層に広がり異様な景観となった。山頂から見下ろす室堂平は逆光の影の中、みくりケ池などが反射で光り地獄谷からの噴煙が白く浮き上がりなかなか見事な景観を現してくれたが、作品表現となるとなかなか困難だ。日没は18時20分ごろ。その後残照にうっすらと浮かぶ後ろ立山上空の雲や黒部湖上空の雲海を撮影。18時40分頃になると富山市の街明かりがくっきりと見えるようになりこれらを撮影し18時50分頃終了。
 19時夕食、20時から21時まで目的の満月のもと、月明かりの景観撮影に挑戦。月は出たものの雲が覆たり、前面をガスが通過したり、光が十分でなく先生にシャッタースピードや絞りの教えを請うたり、終わり頃には冷え込みのためレンズが曇ってしまう等皆さん相当苦労した夜景撮影であった。撮影後、宿でワインやウィスキーで冷えた体を温め、22時過ぎに床に就く。
開催日時 : 2009年9月4日(金)~9月6日(日)

参 加 者 : 大越、大谷、白石、高橋、西田、松本、宮嶋、森田(易)、森田(亮)矢野、横坂
講  師 : 岩橋崇至先生、スタッフ 岩橋(宏)
行  程 : 立山室堂山荘~雄山~大汝避難所(泊)
       ~大汝山周辺で撮影、大汝避難所(泊)
       ~雄山~室堂山荘(解散)
記録メニューに戻る 記録:森田 写真:森田、岩橋(宏)































































(9月6日 : 晴れ)

 本日は良さそう。薄明かりの中4時30分出発。富士の折立頂上やその周辺で朝焼けの剣岳を中心とした光景を撮影すべく、各々ポジションを確保。5時、東の雲海と空の境が真っ赤になる。5時15分頃黒い岩の塊の剣岳がわずかに茶色に変化してくる。5時20分ついに雲の波を輝かせながら太陽の頭が出た。あたり一面が急に明るくなる。剣岳の前面に横たわる真砂尾根や内蔵助カールが陽を受け美しい。皆盛んにシャッターを切る。
6時ごろ大日岳や奥大日岳の頂部に日が射し始め、しばらくすると室堂平、天狗平や雷鳥平も明るくなり、緑にうねる台地が非常に美しく輝く。しばし撮影後6時20分終了し7時朝食。
 帰りの身支度をして8時20分避難所を後にする。9時過ぎに雄山に到着。槍、穂高連峰の山並みや、昨年行った高天原撮影行で眺めた赤牛岳、水晶岳、薬師岳が目の前にあり、その手前には以前に行った五色ヶ原が手の届きそうに眺められる。山並撮影や休憩を30分程取り一の越へ急下り。日曜のため雄山への登山客が多くコース取りに苦労しつつ10時35分一の越へ到着。初日同様途中花々を撮影しながら11時40分室堂山荘へ到着。山荘で昼食を摂り12時30分無事解散となった。