仙人池紅葉

 

10月9日(快晴)

 4時起床。4時50分食堂が空いていたので撮影前に朝食。5時20分~6時30分迄池に映り込む剱岳を撮影。しかし、湖面は殆ど凍っており、僅かしか開いていなかった 。
 7時20分最終目的地室堂に向け歩き出す。別山への分岐7時56分~8時7分休憩。8時30分~40分剱岳の撮影。別山乗越8時55分~9時40分、周辺の撮影や腹ごしらえ。乗越から登山道の日陰は凍りついており、細心の注意が必要。10時5分日向の登山道で衣服調整。途中休憩をはさみ、みくりが池に11時40分着。此処で映り込みを12時まで撮影。今回の撮影はここで終了。12時10分室堂に到着。ここで解散となった。
 今回の撮影は紅葉の予定だったが、降雪というおまけが付いた。


10月8日(快晴のち曇り)

 起床4時  気温 -4℃。朝食4時45分、予定より早めの朝食。小屋の配慮だろうか?食後、平の池へ撮影に降りる。昨夜からの冷え込みで、木々・草の葉などに霜がびっしり。池塘は幾つかあるが、遊歩道からのチンネの映り込みは僅か。狭いところにひしめき合って並ぶ。撮影は私たちグループの他に2人。少ない人数で良かった?日の出までじっくりと待つ。チンネに太陽が射し込みはじめると一斉にシャッター音が響き始めた。しかし、八ッ峰は明るく、平の池に光が入ってくるのは7時過ぎ。明暗の差がありすぎた。こんな時は、ハーフNDの出番。やがて山の斜面に陽が入ってくると、池塘の色も変わりだす。7時を過ぎると、池塘全体に光が入ってきた。7時20分過ぎ、三々五々切り上げたが、チングルマの葉や穂に付いた霜が輝きだし、撮影しながらの引き上げとなり、小屋まで遠かった。惜しげもなく、姿を見せている八ッ峰をバックに今回初の記念撮影。
 8時20分、今日の目的地、仙人池と剱沢小屋へ向け出発。9時に分岐に着き、ザックをデポし、撮影道具だけを持って仙人池へ。紅葉は少し遅れているが、綺麗に映り込んでいる。風も余り強くなく、絶好の撮影日和? 9時45分まで撮影し、2回目の記念撮影をして引き返す。分岐で身支度を整え、10時15分下山開始。11時ベンチ通過。その後、撮影しながら12時7分二股到着。此処で、昼食とする。
 12時32分再び歩き出し、13時15分梯子段乗越への分岐で10分休憩。ここで、真砂沢ロッジで同宿だった方がお客さんを案内してくるのとすれ違った。真砂沢ロッジに13時52分着。これから剣沢雪渓を登るので、少し腹ごしらえをする。14時25分預けてあったアイゼンを受け取り、雪渓へ。15時長次郎谷へ。5日に通過したコースを逆に辿る。今日も係りの人が立ち番をしていて、先日より手前で巻道へ入るようにとの指示。巻道は所々凍っており、落ちたら雪渓の下に潜り込むことになるので細心の注意を払う。昨年休憩した大岩で16時15分~20分、5日に昼食をした滝付近で16時42分~52分休憩。
 17時23分無事、剱沢小屋に到着。此処の小屋はシャワーの時間が男女交代で決められており、夕食前に全員汗を流すことが出来た。18時30分夕食。昨年と変わらず、豪華な食事。剱沢雪渓も無事に越え、ホッとしたのか食欲も進む。満腹のお腹を抱え、就寝。
10月7日(霧のち晴れ)

 4時半に起床した時は、星が出ていたが、瞬く間にガスに覆われてしまった。朝陽は望めそうになく5時にモーニングコーヒーを頂き、6時から朝食になった。7時の気温が0度。
 7時20分から平の池に撮影に出かける。ガスの為に八峰は見えず、紅葉もイマイチ。2時間ほどで撮影を切り上げ、三々五々小屋へ引き返す。12時カレーライスと牛丼の昼食を取る。
 13時5分仙人池と鉱山道に分かれて撮影。仙人池は先生とここは初めての二宮・横坂さんが、鉱山道はヒロ君・唐妻・宮嶋・高橋が行く。鉱山道は僅か5分ほどで危険になり引き返す。それなら、ハイジの世界へということで池の平山に登る。途中ナナカマドは僅かに紅葉していたが、ガスの為、見通しは良くない。13時55分ハイジの世界の草原に着いたが、ここはガスの境界線。下は見えても、肝心の八峰はガスの中。14時55分小屋に戻ったが、小屋へは入らず、そのまま水平道へ。ナナカマドの紅葉が綺麗な場所を見つけ撮影に入る。そこへ仙人池組が戻って来て、そのまま一緒に撮影。17時頃になり、八峰が姿を見せ始め、針の木岳が僅かにピンクになった。
 小屋で夕食の時間を知らせる鐘がなってもお構いなし。チンネにガスが動き、撮影が止まらない。粘ること25分。ようやく撮影を終え、小屋に戻り、17時40分夕食。今日は私たちグループの他に2人。夕食後、小屋の菊地さんからケーキとキャンドルで'小屋宿泊最高齢'と'誕生日'のお祝いがあった。細かい心配りに感謝し、大いに盛り上がる。
 その後、先生と横坂さんが月光に浮かび上がる'チンネとモンローの唇'の撮影に出掛けた。'モンローの唇'は月光に怪しく光っていた。
10月6日(晴れたり曇ったり時々雨)

 昨夜からの雨は相変わらずだった。5時40分朝食。6時過ぎにまた地震。出発が8時の予定だったので、それまで小屋周辺を撮影。ロッジ前の山の斜面に昨年は見かけなかった滝が流れていた。昨日の雨の為だと思われる。8日の帰りには滝は無かった。時々山の斜面に虹が架かるが、外で構えている人のみに与えられたチャンスだった。
 8時5分、オーナーのご厚意でアイゼンを預かってもらい、真砂沢ロッジを出発。昨日から今朝まで降り続いた雨で、沢の水量が増している。裏銀座の二の舞かと思われたが、8時15分三ツ沢を無事徒渉する。8時33分~38分梯子段乗越への分岐で、衣服調整。ガスと光の光芒が素晴らしい。8時50分から9時まで光芒の撮影をする。ガスの位置・光の強さが目まぐるしく変わり、なかなか思うような撮影はできなかった。その後、鎖場を無事通過し、吊橋を渡り二股に9時30分到着。 9時45分いよいよ仙人新道の登りとなる。昨年の辛かった登りが、今年はあまり感じなかった。10時30分、三ノ窓雪渓の撮影。ここから、撮影行が始まる。しかし、今年は紅葉が遅れているのと、早めに赤くなったナナカマドは雪で茶色く変色し、ポイントが少ない。途中、ナナカマドの実とダケカンバが黄葉していたので撮影する。その後、ベンチを通過し小広い登山道で12時5分から25分迄、昼食タイムとした。食事中団体が通過していったので、同じ小屋ならどうしようと思ったが、あちらは仙人池でホッとした。仙人池との分岐に13時15分到着。天気が悪く、仙人池はカットし、しばし休憩。此処まで来るとあと僅か。13時30分池の平小屋へ向う。
 14時6分に到着。此処で先行していた唐妻さんと合流。今日は貸切。昨年あまりの混みように、ネットで-この小屋は混む-と書き込んだ人がいたらしく今年は空いているという。登山道から見下ろす平の池の池塘が昨年より多い気がした。小屋の人に聞いたら、雨で増え28個あり、すぐには無くならないという。此処も入浴ができるので有難い。今の時期は風呂を沸かすのに3時間半も掛かるという。感謝し、有難く入浴する。夕食まで撮影に行く者、そのまま夕食を迎える者、様々。17時夕食。この小屋の'とろろ'と'スープ'は抜群に美味しい。食後、'剱岳 点の記'の撮影裏話のDVD・剱岳のDVDを鑑賞する。
 今日は記念が二つ。その1・宮嶋さんが80歳で小屋宿泊記録最高齢達成。その2・宏倫さん誕生日。このお祝いは小屋の配慮で明日に持ち越し。19時30分過ぎまたまた地震。10mもの雪にも潰れないという小屋なので安心はしているが、やはり帰りの落石等が気になる。
10月4日(快晴)

 室堂は一昨日と昨日の降雪で、雲一つない青空に白銀の世界が広がり雪の間に紅葉が垣間見えていた。三々五々、先行する唐妻・高橋を除き、宿泊地雷鳥荘に集合する。


10月5日(曇りのち小雨)

 私(高橋)は昨日、剱御前小屋まで足を延ばしていたので、本隊と連絡を取り別山乗越での合流を10時とした。それに合わせて別山まで撮影に行くつもりでいたが、生憎ガスで何も見えず、小屋のご厚意で談話室で待たせていただく。予想通り10時に本隊と合流する。小屋でお汁粉を食べ、30分休憩。10時30分剱沢小屋へ向けて歩き出す。先日の雪が所々で凍結し、足元が滑る。細心の注意を払いながら下る。
 11時20分剱沢小屋到着。今年の雪渓は非常に状態が悪く、特に平蔵谷と長次郎谷の間が最悪。雪渓の説明を受け、地図を貰う。昼食には少し早いのと、天気が下り坂ということで11時30分、真砂沢ロッジに向け歩き出す。11時55分~12時5分、滝の所で昼食にする。この頃から雨が降りはじめる。雪渓には昨年より早めに降ろされた。平蔵谷出合(12:50~55)。平蔵谷の所に富山県遭難対策の係員がいて安全指導をしていた。聞くと朝から夕方登山者が居なくなるまで毎日雪渓で立ち番をしているという。頭が下がります。只々感謝!!
 平蔵谷からの巻道が新たに作られており、岩に板を渡したり、梯子を掛けたり、ロープ・鎖を頼りに慎重に進む。長次郎谷出合で雪渓に降り、真砂沢ロッジのホースに沿って、対岸の巻道へ入る。14時28分真砂沢ロッジに到着。平蔵谷から長次郎谷はさながら登山教室だった。
 小屋の風呂で汗を流し、17時まで懇談。今夜の宿泊者は私たちグループと下見に来た1人だけ。17時30分夕食。19時過ぎ、寛いでいると突然の地震。間もなく、2回目の地震。こちらの方が大きかった。思わず壁にかかっているテレビを抑えてしまった。速報では震度3と言っていたが、もう少し大きく感じられた。昨日のNHK地方版で黒部を震源地とした地震が多く発生していると報道していたが、まさかこんなに大きな地震が来るとは思わなかった。その後も余震が何度かあった。小屋の配慮で消灯時間を少し遅くしてもらったが、布団に入ってからも地震はあった。この地震で十字峡辺りで50m程、梯子段乗越付近や黒部湖で登山道の崩落があり、通行できないという。復旧の見通しは立っていない。
期  日 平成23年10月4日(火)~9日(日)

参 加 者 唐妻・高橋・二宮・宮嶋・森田・横坂・岩橋先生・岩橋(宏)

行  程

10月4日 立山・雷鳥荘(泊)
10月5日 雷鳥荘⇒雷鳥坂⇒別山乗越⇒剣沢雪渓⇒真砂沢ロッジ(泊)
10月6日 真砂沢ロッジ⇒仙人新道⇒池の平小屋(泊)
10月7日 (池の平周辺撮影 = 池の平小屋(泊))
10月8日 池の平小屋⇒仙人池⇒仙人新道⇒劔澤小屋(泊)
10月9日 劔澤小屋⇒別山乗越⇒雷鳥坂⇒室堂
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