尾瀬 記録メニューに戻る 記録メニューに戻る (6月1日:快晴)
 3時半起床、4時出発。朝霧が出ていたが、上空は雲一つ無い快晴。至仏山に朝日が当たるまでに下の大堀川まで行くつもりだったが、日の出時間を20分ほど間違えていたので大慌てだ。ところが木道に霜が降りて滑りやすく、何人かが転んでしまったが、さすがに年季の入った先生は滑る様子もなくどんどん先を行ってしまう。40分ほどかけて下の大堀川へ着いた時には至仏山に半分ほど朝日が当たり丁度良いところだったが、湿原の朝霧がなかなか晴れてくれない。既に数人のカメラマンが三脚を構えていたが、隙間に割り込んで待つこと30分、時折り晴れる霧の合間にシャッターを切りまくる。やがて燧ヶ岳のシルエットも明確になり四方に構図が現れてくる。結局2時間ほどここで頑張ったことになる。小屋の朝食を8時半まで待ってもらっていたので、7時過ぎここを離れて朝来た道を戻ることになった。木道もすっかり乾いて足元は万全、腹をすかして気分良く小屋へ戻る。支配人の話では、これほどの快晴は今年初めてとのこと、良い日に巡りあった。
 8時20分朝食。荷物を整理して9時半に小屋に別れを告げて再び竜宮へと向かう。今度は竜宮の十字路を直進して寺ヶ崎のミズバショウが狙いだ。ここも十分に絵になる場所だ。気がつくと竜宮十字路辺りは中学生の大団体をはじめツアーで来たらしい集団で溢れていた。やはり天気が良いと人が湧いてくるようだ。11時過ぎ、ここを離れてもう一度下の大堀川へ寄ってみる。今度は万遍なく陽光が回った絵葉書的な光景だが、これも1枚はしっかり撮っておきたいところだ。記念写真も撮って、これで撮影はほぼ終了、山の鼻へと向かう。12時40分遅めの昼食を山の鼻で取って、13時40分鳩待への登りにかかる。途中往路で撮ったシャクナゲが満開になっていたので再度カメラを向け、14時40分に鳩待着。30分ほど休憩の後、マイクロで戸倉へ。15時40分解散。
(5月31日:雨後曇り)
 早朝撮影を期して3時半に目覚ましをかけるも外からは雨だれの音、もう一眠りしてもまだ雨。
 6時半朝食。7時過ぎから10時前まで持参の写真で講評会をした後、小屋のビデオ鑑賞。昼食は小屋のラーメンやカレーで済ませたが、幸いこの頃からやっと雨が上がってきた。ようやく小屋の前のミズバショウやリュウキンカを撮影。その後ヨシッポリ田代からヨッピ橋を越えて三又へのルートを撮影しながら行くが、曇天で光が弱く、山も隠れて絵作りが難しい。水面下に見事に咲くミズバショウを見つけたが、どうに表現するか、これも課題だ。ところで、ミズバショウの最盛期だというのにハイカーの姿はほとんどない。大部分が修学旅行を含めてツアーで入っているようなので天気が悪いと山の鼻で戻ってしまうのだろうか。特にメインコースから外れる三又~ヨッピ橋のルートは少ないようだ。三又へ出たのはもう3時を回っていた。前日同様人影はほとんどない。下の大堀川へ回って押さえの撮影。橋の上から左右のミズバショウを撮り、カーブのところへ移動して至仏山と分かる裾野を背に大堀川の流れとミズバショウの大群落を撮影。流れの中のミズバショウなら光が弱くても何とかなるだろう。この日も小屋へ戻ったのは17時半。若干宿泊者は増えていたがそれでもまだ空いている部屋が幾つもあった。予想外に静かな小屋泊まりだった。
撮影記録 山口 浩 開催日時:2005年5月30日(月)~6月1日(水)

参加者 :大越、尾形、梶原、中川、宮嶋、森田、山口、岩橋先生
行 程 :上毛高原駅集合→戸倉→鳩待峠~山の鼻~三又~竜宮~ヨッピ橋~東電小屋(泊)
    ~ヨシッポリ田代~三又~竜宮~ヨッピ橋~東電小屋(泊)
    ~竜宮~下の大堀川~東電小屋~寺ヶ崎~下の大堀川~三又~山の鼻~鳩待峠→戸倉→解散
(5月30日:曇り)
 武蔵野線のトラブルで30分遅れの11時に参加者全員集合。急遽2人が欠席となり先生を含めて男ばかり8名の行動しやすいメンバーになった。3台の車に分乗して、駅の観光案内所で聞いた近道を行くがこれが結構ややこしくて2,3度間違えながら12時半に戸倉に到着。昼食の時間だったが適当なところが無いのでそのままマイクロバスに乗って鳩待峠へ向かう。一般車乗り入れ禁止に応じて、マイクロでもバスでも料金は同じ、我々のような手ごろな人数だと直ちにマイクロが動いてくれるので時間の節約になる。
 13時鳩待着、ここで遅めの昼食。大勢のハイカーで溢れていたが食堂は定番のうどん、そば、カレーぐらいしか無い。もうちょっと何とかならないものだろうか。
13時50分山の鼻への下りを開始。始めのほんの少しだけが土で後はもっぱら木道歩き。複線になっているので下から上がってくる大量のハイカーもさほど影響がない。挨拶が面倒なだけだ。傾斜の強いところには立派な木の階段もあり山靴は必要がない。雨さえ降らなければスニーカーで十分だ。周囲の新緑が実に綺麗だ。北側はまだ少し早いようだが、南に面した山肌は新緑真っ只中。この時期特有の淡い萌黄色は目に、心に、優しい色だ。傾斜も緩み、下りも終わりに近づいたころ木道の左右に突然ミズバショウの群落が現れた。雪解け直後、まだ葉っぱも小さく、すっきり伸びた白い苞に護られた穢れなき花茎が黄色く輝いていた。早速今回の撮りはじめ。純白の苞も良く見ると先の方が霜で茶色に変色したものもあるので慎重に花を選んで思い思いに撮影だ。次は大越さんが頭上に見つけたシャクナゲだ。1本だけだが大株で70%開花、残りは濃いピンクの蕾でまさに今が旬といったところだ。狭い木道で三脚を立てるのは至難だ。ここでは一脚が便利かもしれない。山の鼻へは15時35分に到着。小屋の夕飯に遅れそうなのでここから連絡を入れ10分の休憩で先を急ぐ。最近は日帰りが多いと聞くが、この時間から尾瀬ヶ原へ向かう人はほとんどいないようだ。風もひんやりとしてきた中、雲が厚く至仏山も燧ヶ岳も頂きは見えないが、人けの無い尾瀬もいいものだ。田代はまだ茶色の世界で緑はほとんど見当たらない。中でポツンと立つショウジョウバカマのピンクがいとおしい。三又からロケハンを兼ねて竜宮へと足を向ける。途中、下の大堀川を渡るところとその先の流れのカーブが撮影ポイントだ。特に至仏山を背景にできるカーブの地点はミズバショウも最も多く、尾瀬ヶ原を代表する場所だ。この日は場所の確認だけで通過。竜宮の十字路を左に折れてヨッピ橋から東電小屋へ、到着は17時半になっていた。我々以外に4~5人しか宿泊していなかった。