西穂高厳冬 記録メニューに戻る 3月4日(土)終日晴れ

5時起床。空には満天の星。予報通りの快晴が期待された。丸山組は5時30分出発。
井村君の先導で宮嶋、横坂、山口の3名が続く。残る9名は先生に従って山荘周辺の樹林帯へ6時に出発する。
6時15分日の出。快晴ながら期待に反して赤く燃えてくれない。地上の春の温かみが悪さをしているらしい。山荘付近の気温はマイナス17℃を記録しているのに真冬のような凛とした空気感がない。やはり3月、もう春なのだ。日が高くなるにつれて雲一つ無い快晴、珍しく風も無く、冬山の条件としてはこの上ない好天。朝焼けに不満は残るものの上高地・焼岳・乗鞍・白山・笠と展望には事欠かない。気分は最高。丸山周辺のエビの尻尾も20cmほどに伸びて、山々を背景に撮影ポイントは多々ある。あれやこれやと目移りしながら時間を忘れて撮影に没頭。丸山組が山荘に戻ったのは9時を過ぎており、樹林帯組は既に食事も済んで9時半に丸山へ向けて出発する準備に入っていた。
 午前の撮影は丸山でのパノラマとエビの尻尾。一通り撮影して11時過ぎ山荘へ下る。あまりの好天に宮嶋、高橋、山口の3名は残って独標まで登ってみることにする。この日は土曜日とあって登山客も多く、スノボーのパーティーも含めて20人ぐらいが西穂本体や独標を目指して登っていた。陽射しが強く春の光線のようでも気温はあまり上がらない。雪面の状態も良く、順調に歩が進む。独標直下の岩場でパノラマ撮影。丸山より一段高まるだけで大分景色が違う。スノボーの連中はここから上高地へと滑り降りて行った。
13時30分、独標組が山荘へ。入れ替わりに主力組は日中になっても落ちない霧氷を撮りに山荘下へ出掛ける。16時30分、全員集合して夕景を撮りに丸山へ。何人かはこの日3度目の丸山登行だ。この日は終日快晴、空には僅かに雲があるだけで夕日に染まる山々やエビの尻尾の撮影が期待された。ところが、雪面が僅かに赤く染まり始め、さあこれからという時になって突然色が失せてしまった。夕日の沈む西の空にスモッグのような澱んだ空気の層があったらしい。やはり春の空は難しい。それでも丁度白山の上に沈む夕日がその周囲の空を赤々と染めあげ、白山の真黒なシルエットを浮き上がらせていたのが印象的だった。拍子抜けの山荘への下りだったが、終わってみれば、終日撮影に没頭できた幸せな一日であった。
18時45分夕食。さすがに土曜日の夜、70人ほどが宿泊とのことで2班に分かれての食事だった。21時就寝
3月3日(金)曇り時々雪

 ゆっくり朝食を取って8時丁度にジャンダルムを出発。新穂高のスキー場が閉鎖になったとかで駐車場は無料。ロープウェイも1つの団体が待つだけで8時40分にすんなりと乗れる。
上の西穂高口駅は小雪。視界悪く観光客はがっかりだが我々は雪が樹々に乗ってくれるので歓迎。9時22分歩行開始。踏み後が消えて5分後にルートミスがあったがすぐに修正、後は降雪でカメラを出すまでもなくひたすら登るだけ。4回の小休止を経て11時52分に西穂山荘に到着。12時過ぎ、山荘のラーメンで昼食を取っているうちに高橋さんも到着して全員集合。
樹々に被さる雪景色は予想以上に良く、撮影の期待も高まるが、その後もガスと降雪の繰り返し。結局2、3人が偵察がてら撮影に出たのと、先生による長野さんの写真の講評以外はほとんどの時間を団欒に終始。
18時夕食。北アルプスの小屋の食事は年々良くなっていくようだ。21時就寝。
開催日時:2006年3月2日(木)~5日(日)

昨年に続き5回目の西穂高撮影会を12名の参加で実施。

参加者 :石原、井出、大谷、奥井、梶原、高橋、中川、長野誉、長野益、宮嶋、山口、横坂、岩橋先生、スタッフ:井村

行程: 栃尾温泉ジャンダルム集合(泊)
    →新穂高ロープウェイ→西穂高口~西穂山荘(泊)
    ~西穂丸山・山荘周辺撮影~西穂山荘(泊)
    ~西穂丸山・山荘周辺撮影~西穂高口→新穂高ロープウェイ→新平湯温泉・解散


3月2日(木)曇り時々雪

 13時20分、新島々に東京組7名が集合。先生と井村君の車で栃尾のジャンダルムへ。
2日前の情報では西穂山荘付近の霧氷や樹々の綿帽子は皆無とのことだったが、前日からの降雪で車中から見る山々はすっかり雪化粧。微かな期待をもって14時30分、ジャンダルムへ到着。その後直接集合の横坂、長野夫妻も到着して明朝到着予定の高橋さんを除いて13名が明日からの行動を前に英気を養う。
記録メニューに戻る 記録、写真 山口 浩 3月5日(日)晴れ後曇り

5時起床。6時出発。この日は梶原、中川2名が丸山へ、残りは山荘周辺の樹林帯へ撮影に出る。昨日に続いての好天も空は赤く染まってくれなかった。その上気温が高く霧氷やエビの尻尾も夜半の風ですっかり落とされてしまっていた。振り返ってみれば昨3月4日だけが奇跡的に撮影条件に恵まれたということらしい。アンラッキーの多い自然塾としては画期的な出来事だった。
8時前、山荘に戻り朝食。9時20分、集合写真を撮った後下山開始。2度の休憩を含めて10時25分にロープウェイ駅に到着。気の毒ながらこの日も観光客は展望を見られない天候になっていた。11時30分新穂高。
先生はじめ4台の車に分乗して新平湯温泉の村営温泉に直行。汗を流し、昼食を取って解散。トラブルも無く好天に恵まれた楽しい撮影山行だった。