記録:山口 写真:山口、岩橋(宏) 第8回上高地自然写真教室(五千尺主催)

昨年と1日違いの日程だったが、今年の紅葉は全国的にここ数年に比較して2週間ほど早くやってきた。前もって日程を決める写真教室では、なかなかぴったり黄葉に当たる確立が少ない。今年のカラマツは既にハラハラと黄葉が落ちてくる状態だったが、好天に恵まれ楽しい撮影会になった。今年も自然塾から4人が参加。


日 程:10月28日(水)~30日(金)
参加者:大越、西田、宮嶋、山口、他に4名
講 師:岩橋崇至先生、(スタッフ)岩橋(宏)
行 程:上高地五千尺ロッヂ集合~太兵衛平~大正池~田代池~河童橋~五千尺ロッヂ(泊)
    ~小梨平周辺~右岸~明神池~左岸~小梨平~五千尺ロッヂ(泊)
    ~大正池~五千尺ロッヂ(解散)
晩秋の上高地 10月28日(水)晴

 遅れて入る宮嶋さんを除いて集合時間の13時、五千尺ロッヂに全員集合。好天のもと光があるうちにとの先生の判断で直ちにタクシーで釜トンネル手前に急行。焼岳山腹に広がるカラマツの黄葉に向かう。最盛期を過ぎ、金色の輝きはなかったが、落ちる寸前の最後の黄葉をカメラに収める。その後太兵衛平から大正池へと写材を求めて歩きながら撮影。既に白い幹だけになったシラカバ、真っ赤な葉を一部に残したカエデ科の樹木などに目が行くが、既に華やかさには欠ける。大正池の遊歩道が架け替え工事中だったが、路は整備されても周囲の景観は年々寂しくなっているように思えてならない。砂に埋まっていく面積が多くなっているからだろうか。いつものコースで田代池に行ってみるが、目新しいのものはない。既に陽は傾き、輝きを失ってしまったからかもしれない。遊歩道を田代橋に出て、左岸を河童橋に向かう。まだ光が当たっている穂高の峰々は2日前に降った雪で上部を純白に化粧して綺麗だ。コントラストが強く写真にはしにくいが、この上高地の代表的な景観にはいつも心が和む。16時15分河童橋。夕陽に染まる穂高岳を期待するが、真冬のように真っ赤に染まることはあまりない。この日も僅かに頂がピンクにそまっただけでお仕舞い。16時50分にロッッヂへ戻る。
" 夕食は18時10分。おいしいご馳走についつい食べ過ぎてしまう。17時35分ミーティング。参加者の自己紹介の後、各自持参の紙焼きによる講評会を9時30分までじっくり丁寧にやって頂く。
"
記録メニューに戻る 10月29日(木)晴

 日の出に合わせて6時ごろ各自河童橋周辺に撮影に出る。頂にガスが掛かり期待外れだったが、粘っているうちに7時ごろようやくガスが切れて陽が当たり始める。結果はピーカン、雲ひとつない快晴になった。
 7時30分朝食。8時15分にロッヂを出て、先ず小梨平に向かう。カラマツの黄葉の最後を見届けてカメラに収める。10時ごろ右岸に渡って、途中途中先生の示唆による撮影ポイントでシャッターを切りながら明神を目指す。岳沢登山口付近でモミジの葉がぎっしりと水辺に浮かぶところがあったが、紅葉最盛期には見られない美しい情景だ。落ち葉の浮かぶ水溜りに映り込む樹々の姿もこの時期の写材だ。
 12時40分嘉門次小屋。名物イワナの塩焼きを食べようと勇んで注文すると、今焼いているのは全て注文済み、その後になるので40分以上掛かるとのこと。春に続いて今回も指を咥えて蕎麦で我慢する。その後明神池で14時10分まで撮影し左岸に向かう。明神館前に着くとズミとカンボクノキが信じられないほど真っ赤な実をたわわに付けていた。今までにこんなに実を付けたのを見たことがなかったが、実は明神館のご主人がサルに食べられないように努力を重ねていたらしい。写真的には、丁度陽が山陰に隠れる時間になってしまって条件が悪くなってしまった。14時40分、ここを切り上げ河童橋へ向かう。小梨平手前の沢でカラマツの落ち葉が描く水面の渦を撮影してこの日を終了。16時ロッヂへ戻る。
 18時10分夕食。19時15分から前日の残りの講評会。
10月30日(金)晴

 5時半起床。5時50分、車で大正池に向かう。ここはいつもながらカメラマンが多い。その中に場所を求めてこれぞ上高地の写真を狙う。空には雲もなく快晴ながら、数日の快晴で空気が温まってフェーズが掛かってしまった。湖面も静かで映り込みも鮮やかだが、残念ながら穂高岳本体にすっきり感がなくクリアーな写真にならなかった。7時まで撮影してロッヂに戻り8時に朝食。黄葉の条件は今一つながら3日間快晴に恵まれ、存分に撮影できたので、食後に解散式と記念撮影をして教室を終了。自由解散となって撮り足りない人は更に撮影を続けた。