10月29日(水)曇りときどき晴れ

 5時半起床。前日より多少良いがこの日も曇天模様。6時過ぎ、それぞれ河童橋に、小梨平に、梓川にと撮影に出ていく。穂高の山頂はガスが纏わりついてなかなか姿を現さず7時ごろようやく全貌を見せたのに対し、焼岳は笑顔とは言えないまでも終始顔をみせてくれていた。
 7時半から8時にかけてそれぞれロッジへ戻り朝食。8時過ぎ、早めに帰る井出さんの出発に合わせて全員の集合写真を撮り、その後帰り支度を整え9時に今日の撮影に出発。
 先ず白樺荘前からガスで頂部を見せない穂高山腹の雪模様を撮り、次いで河童橋から梓川の川面を主役に撮影。10時過ぎ、ようやくカラマツに陽が差し込んできたので、河原に降りてカラマツの林をあれこれアングルを捜して撮影しているうちに、西からぶ厚い雲がやってきて再びどんよりと曇ってしまった。
 11時過ぎ、撮影終了。ロッジへ戻り先生の終了の挨拶をもって全てのスケジュールを終了。天気予報に比べるとあまり条件は良くなかったが、それなりに楽しめた写真教室だった。

10月28日(火)曇りのち小雨のち晴れ

 5時半起床。直前まで小雨がふっていたが、何とか撮影にでられそうだった。朝食前は自由撮影、6時ごろから各自三々五々ロッジの周辺に散っていった。結局日の目はなく、早い人は20分ほどで切り上げてきたが、じっくり写材を求めて8時ごろまで頑張っていた人もいた。7時から8時半まで各自朝食。
 9時、ロビーに集合して午前の撮影に向かう。中腹までガスが垂れ込め山の姿はない。曇天でカラマツも映えないので小梨平で小物を狙うことにする。ヒロハヘビノボラズの赤い実が一際目立っていたのでこれが最初の主役だ。花や小さな実はバックの処理に気を使うのでその分時間が掛かるのは仕方がない。カラマツの黄色や薄暗い山肌に赤い実を入れるが、実の数や枝ぶりも気になる。
 そのうち小雨がぱらついてきた。カメラを濡らさないようにビニール袋やシャワーキャップでカバーしながらなのでやっかいだ。約1時間半、すっかり体が冷えてしまったので小梨平の食堂でコーヒータイム。自然にストーブの周りに皆集まってくる。時折り薄日も差すが、慌てて外へ出てもカメラを構える暇もなく直ぐ雨になる。その繰る返しでとうとう昼になってしまったのでここで昼食。
 13時前、やっと雨が上がったようなので撮影再開。相変わらず暗いので流れの中のカラマツの落ち葉などを写材に撮影。13時20分、やっと待望の青空が見えてきた。いままでの鬱憤を晴らすようにカラマツの黄色が鮮やかな金色に変わってくる。こうなると一気に忙しくなる。まだ完全に晴れたわけではないので、青い空に抜けるところを捜したり、強い光が差し込んでくるタイミングを見計らったり、各自それぞれが右往左往始める。
 山はまだガスの中、それでも14時ごろようやくガスの切れ目に穂高の稜線が見え始めた。何度見ても穂高が見えると嬉しくなる。山頂部はほとんど白一色、少し下がると岩の黒とのまだら模様で、岳沢の下部になると草紅葉の茶色だ。コントラストが強すぎるので全貌は撮りにくい。部分を切り取っての撮影が主になる。14時40分、そろそろ切り上げようと河童橋まで戻ったところ、今まで隠れていた焼岳が俄かに出現、梓川のカラマツも光って良い構図を演出してくれた。ちょっとの差で撮れた人と撮れなかった人、たまたま居る場所で違いが出たようだった。15時過ぎロッジへ戻ってこの日の撮影を終了。
 18時から夕食。その後、昨日やり残した紙焼きの講評会を21時過ぎまで行って就寝。
10月27日(月)晴れのち曇りのち小雨

 集合時間の13時、各参加者が三々五々集まって合計16名。写真自然塾からは9名の参加だったが、他の7人の方々も一度ならずお会いしていたメンバーなので堅苦しさもなく会話が弾む。朝まで雨だったと聞いたが、嘘のように晴れ上がり、穂高は新雪に眩いばかりに輝いていた。天気予報も好天を示していたので開講式をするまでもなく13時半、早速カラマツが多い太兵衛平にバスで向かった。
 ところが、バスに乗る頃には雲が覆いかぶさり、太兵衛平に着いた時には今にも降り出しそうな雲行きになってしまった。急いで車道を釜トンネルの方へ向かって好位置まで進み、焼岳の山肌に輝く(はずだった)カラマツの撮影に取り組む。間もなくパラパラと冷たい雨が落ちてきた。風も出てあっという間に体温を奪っていく。上高地とは言っても山の中、天気の移り変わりはまことに速い。回復を待つも、その望みが薄くなったので切り上げて車道を戻るが、三脚を担いだ団体が背を丸めて歩く様をバスの窓から観光客が訝しげに覗いていた。半数ほどはそのまま帰路へ、残りは大正池ホテルでコーヒータイムで暖を取ってからロッジへ戻った。全員がロッジへ戻ったのは16時前だった。
 夕焼けを期待して夕食の時間を19時半にしていたのでたっぷり時間がある。風呂で体を温めたり、しばらくゆっくりした後、珍しく初日の昼間に講評会をすることになった。
 各自が持参した紙焼きに1枚1枚、先生が丁寧な講評をしてくれる。写真教室ではこれが一番勉強になる時間だ。
 19時15分、待ちに待った夕食。いつもながらビュッフェスタイルの夕食は品数も豊富で美味しい料理が並ぶ。ついつい食べ過ぎてしまうのは人の性、かたずけを待つ従業員の冷たい視線を浴びるまで時間一杯楽しんでしまった。その後一部屋に集まり21時半まで懇談

すっかり定着した五千尺主催の写真教室、今秋も写真自然塾より9名が参加。カラマツの黄葉はやや最盛期を過ぎていたが、寒気の影響で穂高は新雪、一時の小雨にもめげず撮影を堪能した。


日 程:10月27日(月)~29日(水)

参加者:井出、大越、大谷、諏訪、津田、松本、持田、森田、山口、他に7名
講 師:岩橋崇至先生、(スタッフ)岩橋(宏)

行 程:上高地五千尺ロッジ集合~太兵衛平~五千尺ロッジ(泊)
    ~小梨平周辺~五千尺ロッジ(泊)
    ~河童橋~梓川右岸~五千尺ロッジ(解散)
記録メニューに戻る 記録:山口、写真:山口、岩橋宏 カラマツと穂高新雪(五千尺主催)