開催日時:2010年6月15日(火)~18日(金)参加者 :石原、大越、唐妻、渋谷、高橋、松本、森田亮、持田、山口、ゲスト1名、岩橋先生、岩橋(宏)行程 :酒田駅集合→鳥海温泉・遊楽里→胴腹の滝→遊楽里(泊)→元滝→獅子ヶ鼻湿原・鳥海マリモ~出壺~あがりこ大王→遊楽里(泊)→鉾立~賽の河原~お花畑~御浜小屋~お花畑~鉾立→大平山荘(泊)→獅子ヶ鼻湿原付近ブナ林→遊楽里→酒田駅解散 記録メニューに戻る 記録:山口、写真:山口、岩橋宏 鳥海山 ハクサンイチゲと残雪模様 6月15日(火) : 晴れ時々曇り 初の鳥海山撮影会。毎年のように計画の俎上に乗りながら実現しなかったがやっと実行。関東は梅雨入りだが、梅雨の遅い東北に期待を込めて出発。13時7分酒田着特急「いなほ」で東京方面からの6人が到着。宿の迎えの車で鳥海温泉「遊楽里」へ向かう。先着の車組と合わせて8人が揃う。期待通り晴れ間ものぞく好天に、今日中にせめて1か所ぐらい撮影しておきたいと、14時42分酒田着で来る唐妻、渋谷両氏を迎えがてら出発。酒田駅で二人と合流、先生を含めて12人が2台の車に分乗して勝手知った高橋さんの道案内で胴腹の滝へ向かう。一ノ滝へ向かう道、所々に案内標識もあって迷うこともない。駅から30分ほど、左側に入口の標識を見つけるとすぐ下にあった。祠があり、その奥に伏流水が湧き出る高さ4mほどの滝が左右にある。山の腹から出ているので胴腹の滝と云うのだろうか。流れ出る水量も多く、飲料として汲みにくる地元の人も多いらしい。曇りながら時折枝越しに陽も差し込む中で16時30分まで1時間ほどじっくり撮影。宿までは30分ほど、17時過ぎに遊楽里に戻った。 温泉に入り、18時に夕食。遊佐町の第三セクターが運営している遊楽里は設備も整って快適だ。食事の中身もなかなか良い。飲みかつ食べて19時30分に切り上げる。19時45分から1時間ほどミーティングをしてこの日を終了。 6月16日(水) : 雨降ったり止んだり 5時30分起床。外は雨が本降り。周辺に撮るものもないので朝食まで待機。7時~7時30分朝食。8時45分に元滝を目指して出発。7号線を北上し、秋田県に入って上浜から山に向かうが、海岸から直線距離で僅か4kmほど、象潟病院の奥にある滝だ。ここも伏流水からの滝のようだ。地図をみると周囲は滝だらけ、鳥海山の豊富な水系が景観を構成する重要な役割を持っているようだ。9時25分、元滝着。幸い小雨模様、撮影しているうちに止んでくれた。それでも湿度は100%、滝の周囲は薄絹のようなベールが纏わりついている。中心に水量豊富な滝があり、周囲に小さな滝が数本、高さはさほどではないが苔蒸した岩肌と相俟って幻想的な景観が広がっている。場所を変え、レンズを替えて11時5分まで撮影。次の目的地は獅子ヶ鼻湿原。その前に昼食を取る算段だ。高橋情報によるとこの辺りでは唯一軒、湯の台食堂だけとのことでそこに向かう。11時30分、12名全員が中国ラーメンを注文、出てきたものは辛味のあるタンタン麺のようなラーメンだった。 12時10分、獅子ヶ鼻湿原に向けて出発。県道58号線を南東に走り、途中から鳥越川に沿った未舗装の林道に入る。ここも高橋さんが山荘の管理人に連れて行ってもらったというところだ。林道は10分ほどで行き止まりとなり、7~8台駐車出来そうなスペースがある。途中にはなにも無いが、ここには鳥海マリモ、出壺、あがりこ大王などへの立派な案内標識がある。12時40分出発。左に少し登ると、右に導水路がありそれに沿って進む。数分で鳥海マリモの生育地に着く。残念ながら苔の色も今一つ、周囲の汚れも気になって作品にはなりにくい。更に奥へ進んで右に分岐を入ると、しばらくして出壺の湧水に着く。こんこんと湧き出る水量は多いが写真にはなりにくい。途中のブナなどを撮りながら分岐に戻り、更に進んで再び右に折れ、ブナの大木・あがりこ大王へ行く。再び小雨が降り、樹林の中はかなり薄暗い。カメラを濡らさないように注意しながら撮影に励むが、周りに巡らされた木道が邪魔になる。ふと周囲を見渡すと鬱蒼としたブナ林が雨に煙ってなかなか良い。それやこれやで車に戻ったのは15時40分。3時間の撮影行だった。 16時25分に遊楽里へ戻る。もう一つの狙いだった海へ沈む太陽は雲が厚く期待薄。これで今日の撮影は終了。濡れたものを干し、ゆっくり温泉に浸かって疲れを癒し、18時に夕食。この日はお頭付きの鯛と一杯のカニが全員に付いて食べきれないほどだった。19時25分から21時まで講評会でこの日を終了。小雨模様ではあったが充実した一日だった。 6月18日(金) : 曇り後薄日 撮り残したブナの古木を撮りに行くことにしたが、この日もいらない荷物を下の遊楽里まで運んでおいてくれるという。有難いことだ。7時に朝食を取り、8時15分に出発。近くで見つけたタムシバを撮ってから一昨日の獅子ヶ鼻湿原の入り口に向かう。9時15分先日の駐車場のちょっと手前に車を留める。ここに面白い形状をしたブナが林立している。この辺りでは昔、ブナから薪や炭を取ったということだが、その痕が残ったまま巨木になったために奇奇怪怪な形状が出来たらしい。撮りだすと限が無いほどいろいろなブナがあって面白い。遠方からの参加者の帰宅時間もあるので10時50分、ここを切り上げ全ての撮影を終了。 11時25分に遊楽里に戻り、入浴、荷物整理をすませ、12時30分~13時10分まで近くの道の駅で昼食。その後先生の車と松本さんの車で酒田駅まで送ってもらい14時23分の特急「いなほ」で帰路に就いた 6月17日(木) : 曇り後薄日 6時起床、7時朝食。鳥海山はガスに隠れて見えないが雨はなさそう。山裾ははっきり見えている。今日の泊まりは山腹の大平山荘。荷物を持っての移動と思っていたら、撮影に必要な物以外は遊楽里から運んでくれるとのこと。同じ経営とはいえ有難いサービスだ。 8時30分、運んでもらう荷物を預けて出発。今日は鉾立てからお花畑への登行だ。遊楽里を出てコンビニで行動食を仕入れ、7号線を少し北へいったところから鳥海ブルーラインへ入る。整備された観光道路を走り、大平山荘を過ぎて間もなく鉾立に着いた。遊楽里からほぼ30分、9時丁度着。 身支度を整え9時18分に歩行開始。丁度雲との境界で山容の見えない白濁の中へ入っていく感じだ。石畳の路を15分ほどで白糸の滝の標識が現れるが白いベールで何も見えない。9時50分ごろ5分休憩。時折青空が覗くがすぐに隠れてしまう。10時を過ぎるころ雪渓の登りが始まる。登り始めは急だが、その後は緩やかな雪渓だ。ガスが濃いので雪面に立てられている旗が頼りだが、間隔が広く次の旗の位置が見つけにくい。傾斜がゆるいので足跡も分かりにくいのが難点だ。初めての上、視界がないのでどこをどう登っているのか分からない。1時間経っても未だ雪渓、一体どこまで続くのか。11時20分ごろようやく大平からの合流点を示す標識に着く。ということはこの辺りが賽の河原だ。この先でしばらく休憩。更に20分ほど歩いてやっと雪渓を抜けることができた。 そこはもうハクサンイチゲの大群落。11時47分に到着。ベンチもあって天気が良ければ鳥海山の好展望地のようだが、残念ながら山頂はまだガスの中だ。ともかく昼食。食べ終わった人から撮影開始だ。パノラマで撮り、アップで撮る。雪が解けた所から順次咲いていくので旬の花もあれば少しくたびれたのもある。汚れない花を探すのがポイントだ。鳥海山をバックにしたいが、山腹のまだら模様の雪渓を入れるのが関の山だ。それでもたっぷり時間を掛けて13時40分まで撮影。 更に登るか判断に迷う所だが、明日はもう来られないのでもう少し、せめて鳥海湖の見える所まで登ることにする。緩やかなお花畑を10分ほど登ると右下に鳥海湖が見えてきた。未だ殆どが雪に覆われ、僅かに解け始めた氷の面が見える程度だ。その上部もう一度雪渓を渡ってまだ開いていない御浜小屋に着く。その上の岩場の陰にミネザクラの群落がある。高橋さんが3日前に来た時には満開だったそうだが、既に盛りを過ぎて作品にはなりにくい。帰路は鳥海湖をバックにお花畑に挑戦。その後もたくさん撮ったハクサンイチゲだが、綺麗な株があるとまた撮りたくなる。お昼の場所に戻ったのは丁度15時になっていた。明日朝帰る人がいるのでここで全員の集合写真を撮り、15時25分下山に掛る。 すぐに雪渓の下り。来る時は、初めてだったのと視界がなかったので長い長い登りの雪渓と感じたが、一望できてみると、末端が少し急なだけで緩やかに広がる歩きやすい雪渓が続いているだけだった。難なく下り、白糸の滝展望地まで来ると青空まで見え始め、朝は見えなかった滝が眼前に現れ、やがて鳥海山の山頂も僅かながら見え始めた。このすぐ下に展望台もあり、ここで最後の撮影。鉾立に戻ったのは17時30分になっていた。 夕焼けが期待できそうだとの判断で、急ぎ大平山荘へ下り、既に用意されていた夕食を着の身着のままで食べて、18時45分再び鉾立に向かう。19時過ぎから夕焼けに染まる筈の鳥海山にカメラをセットしたが空振り、それではと反対側の海に沈む太陽に期待したが、これも駄目。虚しく山荘にもどることになった。19時40分山荘着。上げてもらった荷物を受け取り部屋に入って入浴後、20時20分から懇親会でこの日を終了。