安曇野の春 記録メニューに戻る 記録、写真 山口 浩 (4月20日:雨のち晴れ)

 前日の天気予報通り朝から雨、それも時折り雷も鳴る豪雨交じり。ところが穂高駅集合の13時にはすっかり上がり青空さえものぞく好天。この会にしては奇跡的な回復と冗談を言いつつ笑顔で集合。途中車窓から見た限りでは城山の桜も全く開花していないように見えたが、案の定まだ蕾とのこと、松本の南方、弘法山古墳がほぼ満開という先生の情報で、早速先生と山口の車に分乗して出発。
 13時30分弘法山到着。ほぼ満開で心が和む。光城山公園よりやや狭く、樹々もやや小ぶりだが桜の種類は豊富で白からピンクの彩りはむしろ上だ。前方後円型の古墳で先端が松本の街を見下ろす感じに配置している。その先に常念岳を中心に左に蝶、大滝、右に大天井から燕にかけての稜線が競り上がっている。城山に劣らない景観だ。ただこの日は雨後というのに春霞があって山々のスカイラインがすっきりしない。城山に比べて山の高さが低いので眼下の街並をどう捌くかが勘どころだ。16時前まで粘って撮影。
 その後三郷のしだれ桜へと向かう。南側がようやく三分咲き、北側はほとんど蕾状態だったが、光が当たればそれなりに見映えがする。ここでも光を待つこと30分、なかなか良い状態にならないままに太陽は山陰へ落ちてしまった。17時30分しゃくなげ荘に到着。温泉につかり18時30分夕食。団体さんも来ていてお客の数がいつに無く多い。天気予報が良いほうに外れて、駄目かと思った初日にしてはまずまずの撮影が出来たと会話も弾んで21時まで懇談。
(4月21日:雨のち曇り)

 6時起床。昨夜からの雨はみぞれ交じりで降り続き予想外の寒い朝だった。当然朝の撮影は中止。7時の朝食後、天候の回復を待って待機。空模様は一進一退、10時ごろついに諦めて持参の写真の講評会に移る。遠方在住で日頃先生に見てもらう機会の少ない会員にとっては雨もまた良しということかもしれない。
 昼は先生ご推奨の蕎麦屋へ行って再び待機。14時半ごろようやく雨が上がり、三郷のしだれ桜を撮りに出掛ける。昨日よりは光も良くカメラをセットするが、墓石を入れないで形良くアングルを決めるのはなかなか難しい。更に肝心な時になると雲が太陽を隠しなかなかチャンスが訪れない。1カット撮るにも結構時間が掛かる。1時間半ほど粘って撮影。その後、近くの北アルプス公園予定地にあるしだれ桜に寄ってしゃくなげ荘へ戻る。18時夕食。この日は泊り客も少なく静かな夕餉だった。就寝まではいつもの団欒。
(4月22日:晴れ)

 5時半起床。朝食抜きで6時出発、弘法山へ向かう。撮影スポットに到着した時には、桜に陽が当たり始めて上々の天気になっていたが、期待に反して山々が隠れて出てこない。しばらく待つうちに常念岳を中心とするスカイラインが雲間から顔を出し始めたが、今度は真上に雲が掛かって桜が陰になる。なかなか良い条件にはなってくれない。この日は土曜日、地元の人らしいカメラマンも数人来ていたがともにただ待つだけ。それとなく周囲のカメラを観察してみると我々以外は大方デジタル一眼レフのようだった。フィルム愛好者はどんどん減っていることが良くわかる。8時ごろまでチャンスを待ったがなかなか良い場面は現われず、そのうち山々にうっすらともやが掛かってしまったので撮影終了。ファミリーレストランを見つけて遅い朝食とする。
 朝食後は桜を諦めて姫川源流へフクジュソウを撮りに移動。松本から約1時間で到着。ここは昨夜のみぞれが雪だったようで、国道から徒歩で入る道は雪解けのびちゃびちゃ路になっていた。例年になく雪の多かった日本海側に面したところだけに、昨年ほとんど雪のなかったところが多いところは1mもの雪野原だった。フクジュソウの開花を促すように一部の雪をどけてあったので、その一角だけに咲いていたが、雪面から可憐に顔を出して咲く黄色が一段と鮮やかだった。
 11時撮影終了。穂高町まで戻って昨年も行ったオキナグサに回ってみたが特に変わったことはなかった。今回の撮影会はここで解散。桜はまだ早かったが、出発前の天気予報からすれば期待以上の撮影が出来たといってもいいのかもしれない。
開催日時:2006年4月20日(木)~22日(土)

 昨年に続き安曇野に桜やこぶし、福寿草を求めての撮影会。昨年はやや遅すぎの感があってしだれ桜は既に葉桜になっていたので、今年は5日早く実施。ところが今度はやや早すぎた感じで良く日の当たるところで三分咲き、城山などはまだ固い蕾に閉ざされたままだった。それでも松本の南、弘法山古墳が満開だったし、姫川源流のフクジュソウが雪の合間から顔を出していたのが救いだった。

参加者 :石原、唐妻、神林、渋谷、西沢、西田、山口、 岩橋先生
行程  :穂高駅集合→弘法山古墳→三郷→しゃくなげ荘(泊)
     →三郷→しゃくなげ荘(泊)
     →弘法山古墳→姫川源流→オキナグサ祭り→解散