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(2月11日:曇り)
夜から明け方にかけて前線が通過するとの予報に北横岳組は5人だけ。他は雨池峠方面に朝日を撮りにいくことにする。山頂組は4時半出発。雨池峠組は5時半出発。出発後天候はどんどん悪くなり、結果はどちらも撮影不能で空振り。8時に朝食を取り、9時半に小屋を出て下山。蓼科温泉で汗を流し、茅野近くの蕎麦屋で腹を満たして14時24分のスーパーあずさで帰途につく。
(2月10日:終日晴れ)
前日夜半から無風快晴、満天に星が輝き絶好の撮影日和が予測された。北横岳組と雨池山組に分かれることになりそれぞれのスケジュールに従って行動。北横岳組は4時起床、4時半出発。ありがたいことに月明かりでヘッドランプ不要で行動できる。6時前に山頂に到着。気温は相当に下がっているようでマイナス18度を指していた。風が無いだけ良かったのだが、それでもカメラをセットしてじっと待つうちに寒気が襲ってきて指先や足先の感覚がマヒしてくる。山頂組と山頂直下組に分かれて足踏みしながら待つこと30分、ようやく東の空が明るくなって太陽の顔を出す位置が見えてきた。全員初めての場所だけに位置取りが良くわからず右往左往しながらともかく日の出を待つ。日の出は6時40分。柔らかいピンク色の陽光だったが、むしろコントラストが強すぎず、樹氷の表情を出すには適当な光だった。東北側は樹氷に隠れるがその他約300度は展望抜群。南八ヶ岳はもとより、南アルプスから中央アルプス、御岳、乗鞍、遠く北アルプスまで見渡せる。昨日とは打って変わって雲一つないピーカンで写真を撮らず展望を楽しむだけでもすばらしい朝だった。約1時間存分にシャッターを切り遅い朝食を取りに急ぎ下山。
朝食後一休みした後10時出発で先生以下5人が縞枯山へロケハン、他は五辻方面へ樹氷を撮りに出かける。針葉樹や北八特有の枯木に思いのほか樹氷が着いて真っ青な空に純白の造形が見事に映える。蔵王や八幡平のようにはいかないが、諏訪湖を渡ってくる湿めった南西風によってなかなかの樹氷ができていた。本来の樹木の姿を残しながら固まるのでむしろ美しい。一旦小屋へ帰って昼食を取り、15時まで休憩。15時過ぎ、一部の者を除いてほぼ全員が縞枯山へ向かう。登り口からしばらくは緩い傾斜だが、すぐに一直線の直登になる。頂上まで続くこのルートはなかなか厳しいものがあり、途中全員で休憩を取る場所もない。ともかく一気に登るしかない。16時半頃一汗かいて頂上に登りつく。頂上付近は縞枯現象の枯木地帯に当たっているようでいたるところ枯れ木の山だ。先が見通せないほど枯れ木が層をなしているところもあり、ある意味で壮観だ。少し踏み込むと枯れ木越しに南八ヶ岳や南アルプスが見渡せる。しかしかんじきを履いていてもうっかりするとストンと抜けて頭が隠れるほど雪に埋まってしまう。木の根回りに雪の空洞ができているのだ。一人では這い出せないような状況になるのでこの地帯に一人では入っていけない。やがて夕日が西に傾きだすと、枯れ木の樹氷達がピンクに染まりなかなか面白い景観が生まれてきた。惜しむらくは南八ヶ岳に雲が掛かり赤く染まってくれなかったことだ。日没まで撮影した後、暗くなるのと競争で急ぎ下山。充実した一日が終わった。
(2月9日:曇り)
東京方面からの参加者13名は10時17分着のスーパーあずさで茅野駅へ降り立つ。車組は既に到着していて3台の車に分乗してロープウェイへ向かう。途中適当な昼食場所が見つからずロープウェイ山麓駅のセルフレストランで昼食。ここで参加者全員が顔を揃えた。天候はあいにく曇り空、ゆっくり休憩して12時40分のロープウェイで山頂駅へ上がる。スキー客が数人乗っていたが、窓から見えるゲレンデにはほとんど人影が見えない。平日とはいえ閑散としたスキー場だ。
13時過ぎ、縞枯山荘に荷を下ろす。ロープウェイからわずか10分ばかりのところだが、ランプと薪ストーブ、入り口の土間を上がったところの大きな掘りごたつ、とオーナーの考えで古いタイプの山小屋を維持しているらしい。15時、ロケハンを兼ねて全員で北横岳へ登ってみる。坪庭を横切り、北横岳に取り付いてから約40分で北横岳ヒュッテに着く。臨時休業の看板が掛かっていたが、予約があれば営業するらしい。ここから15分ほどで森林限界へ出る。樹氷が予想以上にあって光線次第では面白い写真が撮れそうだ。山頂はすぐその上にある。見晴らし抜群だがこの日は全体に雲が低く垂れ込めて写真にはならなかった。朝日の出る方向に樹氷が結構あって撮影ポイントが制約されそうな感じがした。夕日は直接当たりそうだがこの日は期待できず、17時前下山にかかる。日没直前、坪庭を歩いている時にわずかに雲が染まったが一瞬でおしまい。結局この日1枚もシャッターを切らずに終わった人がほとんどだった。予想外なことに小屋は我々だけであったため比較的時間が自由になるのがありがたい。翌日の朝食も朝の撮影をした後の8時ということにしてくれた。
開催日時:2004年2月9日~11日
山口 浩
北八ヶ岳雪景色
今年最初の写真自然塾撮影山行を北八ヶ岳縞枯山荘をベースに以下の15名の参加で行った。
参加者 :石原、大越、大谷、奥井、梶原、川鍋、島田、鈴木、高橋、中川、宮嶋、持田
持田、森田、山口、渡里(岩橋崇至先生、スタッフ1名)
行程 :茅野駅集合→ピラタスロープウェイ~縞枯山荘~北横岳~縞枯山荘(泊)
~北横岳/雨池山~縞枯山荘~五辻/縞枯山~縞枯山荘~縞枯山~縞枯山荘(泊)
~北横岳/雨池峠~縞枯山荘~ピラタスロープウェイ~茅野駅解散